JX水島製油所で 掘削中に海水噴きだす
について若干疑問が
トンネル掘削で
土質が柔らかくかつ水分が多いときにシールドマシンを
使用しますが
その時でも泥土の条件により区分があります。
非常に軟弱で水分が多い場合は泥水加圧式シールドマシンを。
軟弱ではあるが水分が少ない場合はまたは土質改良を並行して行う場合は
泥土加圧式シールドマシンを使用、
今回の水島では泥土加圧式で排出はスクリューコンベアのみのようです。
通常、非常に水分が多い場合はスクリューコンベア+ロータリ弁としますが、
どうもロータリー弁が無いようです。
(下の写真は実際に使用されたマシン)
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(下の図は掘削の原理図)
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スクリューコンベでは水分が多い泥土は滑り現象が生じ
あっと云う間に泥水が流れ込みます。
それに伴いシールドマシン上部も流動化して
坑内に多量に流れると想定されます。
したがって
シールドマシンの選定ミスと考えられます。
泥水加圧式シールドマシンが最適と思われます。
さらに土地層の厚さが約5mといわれてますが
これはトンネル直径4.95mの1倍(1D)しかありません、
海底下では最低でも2倍が欲しいところです。
注 これは現場を詳細に見聞したわけではないので断定できるものでは
ありませんが、
過去にシールドマシンの設計に従事した
経験によるものです。